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ポイント制退職金制度の設計 

企業年金制度の改革にあわせて、退職金制度自体を見直す動きが活発化しています。その中でも多くの企業で採用されているのが『ポイント制退職金制度』です。

労務行政研究所の「2007年版退職金・年金事情」では、退職金制度を改革した企業の52.5%がポイント制に移行という結果が出ています。


ポイント制退職金制度の仕組み

ポイント制退職金制度は、等級に応じて1年ごとにポイントを加算していく累積型の退職金算定方式です。従来の「勤続年数別定額方式」や「退職時基準給与×勤続年数別支給率方式」では、勤続年数の長さが退職金額算定の大きな要素となっていましたが、ポイント制退職金制度は、等級ごとにポイントが決まっており、早期昇格が退職金算定の大きな要素となります。

これは雇用の流動化が進む中、外部からの優秀人員の採用にも力を発揮します。従来の算定方法では、勤続年数が短いため中途入社の従業員の退職金は小額にならざるを得ませんでしたが、ポイント制であれば、高い等級で採用された従業員は高いポイントが付与されるため、新卒入社と比べて不利になることはありません。

なお、等級に応じたポイントだけで設計することもありますが、従来の年功要素を加味するために、勤続年数に応じたポイントを付与するケースが多くなっています。等級ポイントと勤続ポイントの配分により、より成果主義的にもできますし、やや年功要素を強くすることもできるという自在性もポイント制退職金制度のメリットといえます。



ポイント制退職金制度設計の手順


昇格モデル(標準・最短・最長)の作成

上記モデルによる現行制度のモデル退職金の算定

ポイント要素(等級・勤続・考課・役職など)の決定

昇格モデル別の新モデル退職金案の作成・検討(新入社員ベース)

入社年齢別のモデル退職金の検証(中途入社ベース)

企業年金制度における制約事項の検証(企業年金制度採用の場合)

既存従業員の新旧モデル退職金比較と経過措置の検討

財政面・会計面に関する影響調査(10年程度)

社内手続き(役員会・従業員説明会)

退職金規定の作成・ポイント制退職金制度の発足


ポイント制退職金制度は累積型の算定方式であり、従来の退職金算定方式とは全く異なります。当然、退職金カーブも従来のものとはとは異なりますので、制度移行時の従業員は年齢・勤続年数の違いにより有利・不利が発生することが一般的です。そのため、多くの場合、移行措置を検討しその影響を緩和することも検討しなければなりません。

専門的な知見と分析力が要求されるポイント制退職金制度の設計は弊社の得意とする制度です。


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